エキサイトイズム エキサイト(シンプル版) | エキサイトイズム | サイトマップ
ロンドンのパッケージデザイン
ライター 渡部のほうです。

今回、ロンドンパリの弾丸旅行なので、あまりきちんと見れていないのが正直なところだが。

中高級スーパーマーケットwaitroseのプレミアムラインが「waitrose 1」というものに。
b0141474_01140220.jpg
基本は白地や黒地に、「1」の文字とそこから右に伸びる色のバー、色のバーの上の線画イラストで構成。
90年代から続いていた黒字に金もしくは銀、というプレミアムラインの流行が続いてきたが、ここ2,3年で、各スーパーマーケット、独自のプレミアムラインのデザインを出すようになっている。
waitrose 1 もきれいな処理だが、イラストレーションは物によってかわいすぎる、華奢すぎるような印象もあり。

下はピザの棚。整然とさせすぎて分からないなー。
そもそも、シズル写真はそれほど気にせず買う客も多いというところがイギリスらしいのかも。
b0141474_01275283.jpg

waitroseは真面目なブランド、というイメージがある私としては、エコノミーラインのessential Waitroseが一番waitroseらしいと思う。
http://www.waitrose.com/content/waitrose/en/home/essential_waitrose.html
b0141474_01222681.jpg
これ以上ないくらいシンプルな文字配列に、具象的なイラスト。
イギリス(およびヨーロッパ)のスーパーマーケットプライベートブランドは、現在、エコノミーライン、普通ライン、プレミアムライン、オーガニック、アレルギーフリーなどなど、様々に展開されているが、今後はもう少し集約され、エコノミーラインでその店の基本的な特徴を、それ以外のものはその商品群の特徴に合わせたパッケージグラフィック、という方向性になりそうな気がする。

どこの国でもパッケージが雑誌や広告メディアの代わりになりつつある。
そう意識してみると、ストーリー性のありそうなイラストレーションを起用したり、料理本のようなシズル写真を使用したり。
b0141474_01200290.jpg
こういう方向性は今後もっと増えていきそうだ。

健康志向のチョコレートDoisy & Dam
http://doisyanddam.com

b0141474_01291890.jpg
パターンがとてもきれい。
ロンドンのデザインイベントで、ファブリックが目立ったように思えたのは、(家具はあまり目新しくなかった、ということが大きいが)パターンのデザインは紙に印刷すればグラフィック要素に、布に印刷すればテキスタイルに、と応用性があるからか。その応用の可能性を引き出すデザインが増えたように思う。

こちらも健康志向飲み物のCawston Press
http://www.cawstonpress.com/our-drinks/
b0141474_01350695.jpg
純粋にパターンという感じではないが、文字をうまく使い連続性を感じさせる。

ロンドンのパッケージデザインに関しては、小規模メーカーで。健康志向なところ、というのが先端を行っているように感じた。



[PR]
# by dezagen | 2016-09-25 01:37
ロンドンのサイン
ライター渡部のほうです。

ロンドン、セントパンクラス駅のサイン。
なんでもかんでもピクトでまとめればいいってもんじゃないのでは。。。
b0141474_21210788.jpg
追記
こちらもセントパンクラス駅。
エレベーターのボタン。赤は禁止の色、という認識があるため、緑しか押せないのかと思ったら、赤も押せる。というより、赤の「1 Platform」を押さないと上に上がれず、ものすごい戸惑った。
b0141474_01092055.jpg


[PR]
# by dezagen | 2016-09-25 01:11
ロンドンデザインフェスティバル V&AとTent London
ライター渡部のほうです。

毎年秋に行われる、ロンドンのデザインフェスティバル。

今年は9月17日〜25日まで、約400カ所の場所を使い、展示が行われている。
さすがに全部回るのは無理、せめてその雰囲気だけでも、とロンドンに来たのだが、実質使える日は1日。
どれも面白そうな展示でどれを見るか、かなり計画を立ててみたのだが、結果、行けたのは、ヴィクトリア&アルバートミュージアム(以下、V&A.。ロンドン西側)とTent London (以下、Tent。ロンドン東側)のみ。

V&Aのベンジャミン・フバート(発音が難しい、ヒューバート、のほうが近いかも。 Benjamin Hubert)がデザイン監修、ブラウン協賛のインスタレーション。

幅1.20m×長さ20mのシートの上に5000個の三角形の金属を貼り、両脇に配置されたLEDライトの反射を、V&Aのタペストリー展示場の壁と天井に映し出す。
シートはさざ波のように静かに動き、部屋いっぱいに溢れる反射の灯りも同時にゆっくりと動く、というもの。

b0141474_07151514.jpg

動いている様子はこちらのビデオで。


中庭で行われているElytra Filament Pavilion

b0141474_07392226.jpg
鉄骨の骨組みに糸を吐き出すような機械で樹脂を巻き付けていく。樹脂は固まるとがっちり堅くなる。
鉄骨の形次第で、どのような形にも作れる。
動画はこちらで
インスタレーションとしても 面白いものだったが、この糸状の樹脂を巻き付ける機械自体は小さいので、例えば建築の工事現場で、パネルを作って運ぶよりも、この機械で糸状の樹脂を自由に形作っていけば、時間やコスト面でも節約できそうだ。

さて、移動して
Tent London

開場の22日の前日、21日に近隣に行ったら、まだまだ設置中。
b0141474_07370403.jpg
前日でこんなで大丈夫だろか、と思ったら、初日にはしっかり展示会場が出来ていた。偉い!

雑誌blueprintの展示。この本の見せ方は大胆。
b0141474_07405166.jpg
比較的若手のデザイナー、メーカーの展示が多いTent。
正直なところ、すごく目新しい、というものはなかったのだが、今年はファブリック系に目が行った。

SAFOMASI
インド(デリー)をベースにし、製作はすべてインドで行っている。
なにより、虎や鹿、猿など動物のモチーフがいい、

b0141474_07361793.jpg

Gail Bryson
こちらは、布地のプリントのみを行い、クッションカバーなどの製作は下請け工場に依頼。
幾何学模様だけで、きれいに見せている。要素が少ないだけにグラフィックの色やバランスの勝負。
b0141474_07462138.jpg
アホみたいなことに、現物を撮影し忘れ、カタログ(1枚1枚取っていく方式)だけ写真に撮ってきた、100%Norway
ここもファブリック(織物)がとても良かった。
b0141474_07485279.jpg
グラフィック作品(ノートやカレンダーなど印刷物)が目を引いた、Nicki Shen

b0141474_07560543.jpg
罫線やドットを自分で作り、ノート型の本(本型のノートというべきか)を作成。
台湾人で、現在はロンドンにベースを置いて作品を制作している。
ロンドンに来る直前に東京アートブックフェアに行ったためか、彼女の作品がアートブックフェアに出ていたら良かったのに、と思ったり。

さて、と、若手の集まるTentよりも、もっとプロフェッショナルや中堅から大手メーカーの集まるdesign junction他、もう少し行きたかったのだが、1日で数カ所を回って見るのは体力的に無理だった。
寄る年波には勝てず…。

短い時間だったけれども、ロンドンではまだまだ若手デザイナーが自主制作、販売を行い、「作りたいものを作る」という意志が見えたのは良かった。
先に書いた、ベンジャミン・フバートもまずはこうしたデザインイベントで自分の作品を小さく展示したところから、注目を浴びるようになったデザイナー。
ロンドンにはこういう可能性がある。


[PR]
# by dezagen | 2016-09-23 08:01 | イベント
空港のサイン アブダビとロンドン、ヒースロー、ターミナル4
ライター渡部のほうです。

写真がなくて残念なのだが、空港のサインについて「がっくり」な話。雑感。
今回アブダビ経由(エティハド航空使用)で、ロンドンへ。

まずはアブダビ空港だが、相変わらず免税店の多さに、重要なサインが見えない、という状況がいくつか。
また、列を作る柵の置き方も曖昧なため、トランジットの際にどこに並べばいいのか分からず。
「列を作る方法」というのはサイン計画というより、建築の動線計画になると思うが、これが良く出来ていない場所も多い。

東京の駅では列を作る導線のデザインを施されている、というよりむしろ、日本人同士の遠慮し合いマナーにより列が作られている、見えない柵があるように思える。
というわけで、列作りマナーのよい日本人としては、皆が勝手に列を作っている状況に不慣れ。戸惑う。
中近東はどうも列作りヘタだなあ、と思っていると、エティハド航空の陸上アテンダントが付き添って横をするすると抜けていく、ファーストクラスの旅客。
中近東は基本、面倒臭いものはお付きの者、召使い、家来、下々の者にやらせるってことになるのだろうか。

ロンドンではそんなことはなかろう!と思いきや
到着したヒースロー空港ターミナル4は、ここ数年改修工事が行われ、やっとフル完成に近づいたところ。
什器がきちんと作られた「トランジット」のサインの下に、バナーのようなもので「到着 こちら →」とあり、迷う。

空港から市内に向かうヒースローエクスプレスも、ターミナル4からの乗り継ぎは、プラットホームで一度迷う。
なぜかというと、電光表示の文字が小さい、目立たない。基本的に「小さい文字でも英語が分かる人向け」に作られているように思う。

ロンドンはサイン計画がよく出来ていると思っていたが、できてないところはまだ全然ダメだ、ということに気付いて、かなりがっくり。

とはいえ、エティハド航空は安価ながら、高いサービス、ヒースローターミナル4もきれいになっていて、サインデザインに細かく気を捕らわれなければ、気持ちよい旅が出来ると思う(あくまで「思う」)。

[PR]
# by dezagen | 2016-09-22 17:02 | グラフィック
韓国・釜山で見たプロダクトとパッケージデザイン
ライター渡部のほうです。

釜山で見たプロダクトとパッケージデザインについて。

バケツの青が日本のポリバケツ(最近あんまり見ないなー)より、色濃い目。
赤(これは日本だとパステルピンク)(でもパステルピンクのプラスチック用品って、青系のプラスチック製品以上にほとんど見なくなったなあ)も、青同様濃い目の赤。

b0141474_18340397.jpg
以前ソウルで見た時も思ったが、濃いのだが、くすみのある青、赤(及び、緑)が多い。
バケツは四角っぽかったり、リブがあったり、というよりは、コップのような円錐台の形がほとんど。「ゴミ箱です」「バケツです」という特定の用途に限らず、あらゆるものに使える万能型ということか。

洗面器的なものは、おそらく洗面器にも使われると思うが、調理用品のボウルとしても使われていた。食道で和え物の追加を頼んだら、おばちゃんがキッチンから席まで歩く間に、赤い洗面器の中で混ぜられ、即サーブされた。
今、日本でほとんど見ないプラスチック製ボウルも健在。

バケツ型といえば、バケツ型の鍋なのか、鍋にも使えるバケツか…
b0141474_18461739.jpg

韓国版100均+50均(韓国ウォンなので、1000均、500均)で。
b0141474_13304340.jpg

市場の後、3階建てのスーパーマーケット(車で来て大量に買うような店。ちなみにロッテマート)に行ったのだが、プラスチック製品は、市場のものと半分以上違っていて、日本のそれと変わりなかった。
強いて言えば、強力なパッキングの食品コンテナーが多かったことか。キムチ系漬け物保存用かなあ。

全体的にパッケージの余白が多い。
b0141474_18350316.jpg
b0141474_18381852.jpg
b0141474_13354191.jpg
地色が主張しているが、やっぱり余白多い。レトルト食品。
b0141474_18393439.jpg
スナック類も。
b0141474_18402213.jpg
甘いお菓子も。
b0141474_18425075.jpg


ポスターもかなりの余白。というか、すごい合成感。フォトショ頑張った、みたいな。
b0141474_21302688.jpg
このDr.Youは、日本でもブラウニーが人気のMarket O http://www.orion-japan.com/marketo/realbrownie/ と同じく、オリオンの独自ブランドシリーズ。
マクビティのダイジェスティブかと思った。雰囲気掴むのがうまい。
Market Oは50年代アメリカオールディーズ風なデザインで統一してたり、最近のオリオンはデザインにも意識を向けるようになった様子。
b0141474_18443234.jpg
韓国の牛乳パックにはほとんど「牛」がいなかった。
b0141474_18353715.jpg

ポッキーに似ている、韓国ロッテの「ペペロ」。昔はポッキーに似ているデザインを続けていたように思っていたが、このグリッドすっきりデザインに変わってから、独自路線になったように思う。
b0141474_18405783.jpg
卵のパッケージは日本よりも紙パックが多いが、古紙モールド以外の形も多い。こちらは茹で卵。
b0141474_13491641.jpg


投函用のポストは日本のものと似ていた。
b0141474_13330763.jpg
とりあえず、余白が多い、というのが今回は気になった次第。
以上。

[PR]
# by dezagen | 2016-09-08 22:10 | プロダクト・パッケージ