渡部千春です。
本日も取材しておりました。
午前中は、押金編集長とプレス工場の昌栄工業へ。
こちらはヤカンの形を作るプレス機械、なのだが
速すぎて、写真に収められない。
下はそのヤカンの上部を細くしていくための機械。
一枚の金属板から、ヤカンのような複雑な形、
しかも底部より上部が細い形、
どうやって作るか、改めて考えてみると不思議。
見せてもらった時は、押金氏と「なるほどー」などと納得したものの
再度、よくよく考えてみると、どうしてそんな技術を思いついたのやら、
そしてどうしてこんなにきれいに処理できるのやら
やっぱり不思議だ。
すごい技術を淡々と喋る会長、
お話はしなかったが、すごい技術を開発する専務、
カッコイイ。
午後は清水慶太さんのオフィスで、カーボンファイバーの椅子reiを見せてもらう。
手前は清水さん、奥は製作したトラスの新田正直社長。
日光の下、見る角度によってぬらぬらとした素材感が見えたり、
黒一色に見えたり。寄ってみるとこんな感じ。
半球の形に、カーボンファイバーの布をかぶせて、でも布の目がまっすぐ。
これはトラスの技術力の賜。
話を聞けば聞くほど「それ、難しいですよね?」「普通に考えて出来ませんよね」
ということばかり出てくるのだけれど
それを克服するのが経験に基づく技術。
昌栄さんもトラスさんも、異口同音に
「どんなに時間が掛かっても、挑戦したくなる」
と言う。