渡部のほうです。
ツイッターを始めて2ヶ月半ほど。
ご無沙汰している方々に気軽に挨拶できるのは、
ツイッターの面白さの1つ。
「あらあら、井上さんじゃないですか」
「ご無沙汰ですねえ」
「こんど遊びに行かせて下さい」
「はい」
というようなやりとりだったか忘れたが、
そのような経緯で、
デザイン事務所
ORYEL代表の井上広一氏に久々に会ったのであった。
南青山の住宅地の中にある、オフィス。
と、白々しく持ってもらったが、
井上氏が『デザインの現場』に登場したのは、
2000年2月号「新鮮グラフィック発信」号。
当時はワイデン&ケネディに所属中。
学生時代からの友人であるケースリアルのために作った、
三原康裕×ケースリアルの共同展示のリーフレットが目に留まり、
ちょっとお話を、と伺ったら、ものすごい優秀な23歳(当時)でびっくりした覚えがある。
最近の仕事は
HILLS MACHI-IKU PROJECTや
アウトドアウエアブランド
PHENIXのショップAD(トラフとの共同ディレクション)
福井県の油揚げ屋
谷口屋のADなど。
個人的に好きだな、と思ったのはドイツの靴メーカー
ZEHA BERLINの日本向けアートディレクション。
旧東ドイツ側のイメージを残すブランドゆえ
少しあせたような色合いでボックスやリーフレットを揃えている。
ZEHAのウェブサイト(日本版)も現在制作中だ。
本家ドイツでは黒地ににぶい金色文字など、やや渋くて濃い印象だが
日本にそのまま持ってくると重すぎる。
本家よりもいいんじゃないかと思ったりして。
「最近はリーフレットやパッケージ、広告、ロゴなど単発での仕事から始まって
その後も同じ会社から別の案件を引き続きお願いされるケースが多いかも」
と井上氏。
元々グローバルな広告制作会社のADを勤めていただけあって、
単発で小さいものを作るにしても、長期的な展開など視野が広く見えている。
これがリピーターのクライアントを呼ぶ理由ではないだろうか。