編集 宮後です。
今、紙と印刷の本をつくっていて
「頭の中は紙でいっぱい」になっているところへ
こんな素敵な本をいただきました。
装丁家とイラストレーターからなる日本図書設計家協会
会員の方々のお仕事を掲載した本『装丁の仕事174人』です。
「カヴァーノチカラ展」で展示された装丁作品と
174名の方の仕事と連絡先が記載されています。
2年に1回ずつ刊行されているのですが、
今年はなんとこの本のために開発された新しい紙を
カバーで使っているとのこと。
一見、普通の紙ですが、さわってみると…。
おおっ、ゴムのような不思議な感触。
(写真の光っている部分がパール箔押、それ以外が紙地です)
日清紡ペーパー プロダクツ×竹尾×日本図書設計家協会の3者が
「今までにない面白い紙をつくりたい!」と、
共同で開発した「NTS-WB8」という紙だそうです。
まだ量販体制にはなっていないようですが、
ご興味ある方は日清紡ペーパー プロダクツの
熊田さんへお問い合わせを。
http://www.nisshinbo-paper-products.co.jp/
現物はぜひ書店でお確かめください!
巻末に掲載されている紙の開発レポートも必見です。
『装丁の仕事174人』
日本図書設計家協会編、玄光社刊
文/宮後優子