編集宮後です。
続けて、東洋美術学校です。
1946年に設立された洋裁学院をもとに
1961年に絵画・デザインの専門学校「東洋美術学校」として
本格的にスタート。卒業生はヒロ杉山さんほか各界で活躍しています。
10/22-23に学園祭があります。
http://www.to-bi.ac.jp/
ロゴはこちら。
紺をベースに「東美」の白抜き文字が入っています。
お問い合わせしたところ、
東洋美術学校さんから以下の回答をいただきました。
Q:現在使われているロゴマークは、何年にどなたがデザインしたものでしょうか?
A:2006年春~2007年冬にかけて、東洋美術学校教職員と
株式会社浪漫堂のクリエイティブディレクター伊東聡、
アートディレクター村田匡一郎(東洋美術学校のOBで現在は独立)
によって構成された「東美ブランディングプロジェクト」の
メンバー主導で抽出されたアイディアの中から誕生しました。
全員参加型で「らしさ」の再発見をはじめ、
目指すべきビジョンやコンセプトの再策定など、
一連のプロジェクトの中で議論を重ねて最終的にこのBIデザインが完成し、
システムも構築されました。
Q:ロゴの形の意味、ロゴに込められた想いなどを教えてください。
A:東洋美術学校の略称として半世紀以上も前からOB・OGの間で
親しみを込めて呼ばれている、「東美」という愛称をそのままモチーフとして選択。
そしてブランドカラーは、日本の伝統色である「藍色」に。
歴史や文化の中で育まれてきた表情豊かなこの色に、
東洋美術学校の「革新を重ねてきた伝統」を重ねています。
知的な印象がありながらも温かみが感じられる藍色は、
実は、秘めたる情熱を表す赤を含んでいます。
というわけで、桑澤、お茶美ロゴに見られた
・学校に縁のある方がデザインしている
・学校の愛称をモチーフとしている
特徴がここにも。
学校ロゴには、
入学前に「ここで学びたい」と思ってもらえる信頼感、
卒業後に「ここで学んでよかった」と感じる学校への愛着が
求められるんじゃないかと思ったわけです。
特に美術系学校は人数がそれほど多くないし、
共同制作などもあるので、学生時代の結びつきも強い気がします。
それだけ学校に対する愛着も生まれやすいのかもしれません。
引き続き、4年制の美大のロゴも調べているので、
わかり次第アップしますね。