http://blog.excite.co.jp/dezagen/17981562/http://blog.excite.co.jp/dezagen/17984956/2013年 ジャカルタ (ジャワ島)
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http://blog.excite.co.jp/dezagen/25277320/約3週間ぶりですが、こんな頻度でインドネシアに行っていると、インドネシアがすごく好きな人だと思われそうです。
実はそうでもない。。
嫌いでもないですが。
1月のメダンでのリサーチがあまりうまくいかず、ぼんやりとした印象しか記録できなかった悔しさに、リベンジしに来ました。
リサーチというのは、一般的に消費者が買うもののパッケージデザインを見て、その地域の消費者の好みなどを調べる、というものです。
ほぼ2日間、フルで、スーパーマーケット4軒、大型ショッピングモール3軒、伝統的な市場を1軒(というには巨大)、を歩き回りました。
全体的な概要として、
前回、1月は、緑の色に注目しましたが、まず基本的にバティックなどに使われる茶色が生活に最も根付いた色と言えるでしょう。
洋服や家具、小物、雑貨などにもにぶめの焦げ茶〜黄土色が広く使われています。
これは日本でも同じですが、オーセンティックさを出す時も、茶色が使われるように思いました。
こちらは、お店の旗(看板?)。
茶色は信用できる色、という認識があるようです。
その次の色として、緑、があります。
緑はもう少し今の日常生活、アクティブさ、生命感(というと大げさかな。livelyな色)、清潔感などの表現に見られます。
ただ、基調色の茶色のにぶさに合わせてか、ややにぶめな緑。少し茶色の混じったような緑、黄緑が多く見られます。
ただし、若い人のファッション、IT製品、電化製品、食品やスーパーマーケットで売っているような日用品に関しては、この限りではありません。
買い換えの激しい日用生活雑貨、バケツや保存容器、調理器具、などを見ると、かなり明度の高いプラスチックが好まれていることが伺えます。
バケツ。掃除、洗濯、ゴミ入れなどなど、多様に使われているものです。
目がチカチカしそうな明るい色。
トイレットペーパーの外袋に黄色オレンジ系は意外でした。
もちろん、他のどちらかというと地味な色合いのものも多くありましたが、衛生用品(や、薬)のパッケージに強い色を持って来ることに違和感がなさそうです。
そういえば、インドネシアの家用洗剤は「強い」ものが多い。
花王に取材した時、東南アジアの人々は部屋で裸足になる時に、さらっとした感覚を好む、と聞きました。
今、ホテルの部屋では裸足ですが、確かに床はとてもきれい。べとつきがありません。
ルームクリーニングを見ると、バケツとモップでせっせと床を洗っておりました。
その勢いで、バスルームの天板とか、水栓などの水垢も取って欲しいところですが、どうもその辺はおざなりになっている様子。
家庭に寄って違うんでしょうが、床第一、なのは間違いなさそうです。
なので、床にも使える洗剤はがーっとやれる強さが第一、その次に香りなどの付加価値が重視されるのでしょう。
殺虫剤。これは強力な色が好まれるのは万国共通ですが、
意外なことに、ルームフレグランスのようなパッケージのものも。
ただ無視を殺すだけでなく、部屋に撒くスプレーとしての機能が付加されてきているようです。
これも洗剤と似た傾向なのかも。
インドネシアのパッケージ動向をきちんと見るのは3年ぶり。ジョグジャカルタは4年ぶりです。
この間に随分変化したように感じます。
地元市場も健在ですが、スーパーマーケットの数が増え、扱っている商品のバリエーションも増え、利用者も増えています(前は割と閑散としてた)。
よりタイっぽくなってきた、というのが私の見解です。
よりアメリカっぽいとか中国っぽいとかヨーロッパっぽいとかの言い方のほうが、分かりやすいのですが、それがミックスされてどんどん入ってきている感じ。これはタイで受ける印象に近い。
色にもパッケージにも関係ありませんが、
日本であまりないものとして、ビニールシート(薄手のものから、床材などに使うものまで)のお店に結構頻繁に出くわします。
薄手のものは、こういう使い方が多いのだと思います。
外に出しているものを覆う役割。
ストールが閉まる時にしっかり覆うものだったり、急に雨が降ってきた時にも使ってました。
ジョグジャカルタレポート続きます。