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シンガポールのパッケージ
ライター渡部のほうです。
ブログの制作画面が変わったのに着いて行けない。なんか変な文字になってるかもしれないけど、失礼。

シンガポールに2泊3日で行ってきた。
トランジットでは何度か使っていたが、本国に来るのは久しぶりのような…(うろ覚え)。

シンガポールのスーパーマーケットデザインに関しては、以前もブログに書いた記憶なので、内容にダブりがあるのはお許し下さい。

ランダムに。

缶詰ブランドNew Moonのマーク。お変わりなく。
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スーパーマーケット、茶飲料の棚。
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もともとペットボトル(それより前は缶や紙パック)のお茶は普及しているのだが、さらに幅が広がっている。

シンガポールは、そもそもが土地が小さく、農産物や工業品など輸入に頼っている部分がほとんど。マレーシア、インドネシア、タイ、オーストラリアなど近隣諸国や、移民(といってもかなり昔から、な話だけど)の母国(という言い方が正しいのかどうか)である中国、インドのものも多く入ってきている。

特にタイ、マレーシア、インドネシアの茶飲料が目立つが、日本もコカコーラの「綾鷹」が出ていた。一番上の胴体がくびれているタイプの緑茶。
色味ですぐ分かると思うが、フレーバーティーがほとんど。フルーツ系が多く、ブレンドするお茶も紅茶、ハーブティーなど様々なので、日本の無糖中心の茶飲料とはかなり違う感覚。

日本のものといえば、シンガポールは東南アジアの中でもかなり日本のものが、スーパーマーケットで普通に流通している国の一つだと思う。
カップ麺のコーナーで、カップヌードル。前は発砲スチロールのカップに紙のスリーブを巻いているタイプだったけれど、今は紙のエコカップ。
日本と違うのは、シズル写真があること。あとはフレーバーが違う(おいしい…)。
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グリコのポッキー、プリッツ。一番上は中国で人気が出たPejoy(変な言い方ですが、ロッテのトッポみたいな、筒状のプレッツェルの中にチョコレートフィリングが入っている商品)。
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チョコレート菓子と言えば、シンガポールと(確か)マレーシアで良く見るチョコレートウエハース。
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これ、確か、外で食べてもチョコレートが溶けなかったような気がする。今度見たら買ってみよう…。
味は推して知るべし。

チョコレートなぞ、店頭に並べただけで溶ける、買って店から出た途端に溶ける、東南アジアでのチョコレート愛は日本のそれとはかなり違うのだけれど、年々、どこの東南アジア諸国に行ってもチョコレート製品が増えてきている。
冷房化された店に車でお買いもの、という消費者が増えているためだろう。
それにしてもこのパッケージの文字は強そう。食べると強くなりそう。

私だったら、おいしいお米、じゃないほうを買う。
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藁はデコレーションのはずだが、商品名が見えないどころか、そのものが何だか分からない。
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イタリアのパスタ、ファルファッレっぽい。が中国のほうが起源だという説もある、ということをアピール。胡蝶粉。
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でもビーフンは間違いなくアジア圏の文化だと思うが、
トマトソースで食べたくないな。

ハラール系の店で。
お前に私のパワーを与えて上げよう、みたいなポーズを取っているこの人は誰なんだろう。
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シンガポールの民族割合を見てみると、中華系74%、マレー系13%、インド系9%、その他3%。(外務省HPより)
宗教は仏教、イスラム教、キリスト教、道教、ヒンズー教など。
東京23区を会わせたくらいの小さい国の中に、全然習慣の異なる人々が平和に暮らしているわけだが、中華系が好きな豚はイスラム教徒がほとんどのマレー系の中では禁忌のもの。ヒンズー教では牛が神聖な動物であり、ベジタリアンのインド系の人々も多々。というわけで、特にイスラム教に則ったハラールの食品はスーパーマーケットでもきちんと分かれていることが多いし、マレー系の多い地区ではハラール専門の店が多い。

というところで見た、多分、油、なのだが。
このお兄さんかおじさんの真面目すぎる顔と、パイナップルに見えるボトルの意味が分からず。
食用じゃなくて、他の用途の油なのだろうか。

これも同じくハラールのお店の万能薬的なもの(のはず)。
メーカーはバラバラなのに同じ緑のキャップであるところが面白い。
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上述したように、多様な民族のいる中では、一番人気、もしくは無難な肉は鶏であるが、シズル写真における鶏のプレゼンテーション。
首付。丸鶏。
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こっちは背中見せ。
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こっちは脚見せ。どっちがおいしそうに見えるんだろうか。
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次はちょっとレトロなものを。
シンガポールは法律が厳しく、国としての方向性がびしっと決められているところを見ると、国策ブランディングの最も行き届いた国、という印象を受ける、が、スーパーマーケットのブランディングはお世辞にもいいとは言えない。
前述したように、様々な国のものを輸入し、自国のものは少ないため、店のブランディングがきれいに出来ても、中の統一感はなし。

すっごいシャープな今時なものもあれば、50年くらい変わってなさそうなものもある。一番最初のNew Moonは1959年創業だそうだが、多分その時代から変わってないんじゃないだろうか。

アーモンドパウダーにビビアン・リー的な。
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このHUP SENGブランドはマレーシアのブランドだった。
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いつも見る度に「買いたい」と思わせる、レトロなんだけど古くさいというよりは伝統感を感じさせるいい例。創業1958年。

これは前にもブラログに乗せたような気がする、魚の扇。
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アーモンドシロップ。
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小さすぎて分かりにくいかもしれない、tea dust=茶クズのパッケージ。
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茶葉を製造する時の、最低グレードになる(もしくは小さく砕けてしまった茶葉)茶クズは、煮出してコンデンスミルクと混ぜ、テー・タリックというものを作る。
シンガポールやマレーシアの昔ながらの茶屋(コピティアム)で飲まれているもの。

家で作るゼリーのTORTALLY ブランド。
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真っ正面のシンメトリーなゼリー。ゼリーって昔は贅沢なデザートだったなあ。

インクに見える、着色料、エッセンス類。
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どうでもいいけど、こういう小さいパッケージの表示は段々見るのが辛い、老眼。
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レトロなパッケージでおなじみなブランドが、少しリニューアルしていた。ピーナツ売りのおじさんの恰好。左が前からのもの、右が最近のもの。まあ、ピーナツ売り自体もういないけど。
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まずはこんなところで。

by dezagen | 2016-08-22 21:45 | プロダクト・パッケージ