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動物
先日ヘルシンキに行ってきたのだが、黄色い葉が木々から降り落ちる晩秋の北欧でも行くところはやはりスーパーマーケットだ。
フィンランドには黒牛用と白牛用のスープストックがあるのだろうか?

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さすが酪農大国!と言いたいところだが、違う。白牛は低脂肪低塩を表す。
Maggiに肩を並べるブランド、Knorrの牛はどうか?

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線画。地味。他のフレーバーではどうだろう。

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「ローストチキンでも何でも来い、よ!ふふっ」といわんばかりの自信満々なMaggiの鶏に比べ、まるで禅の世界に没頭しているような黒目のKnorr鶏。所詮食われてしまうのだ、という達観が見える。

北欧でスープといえば魚。こちらはどうか?

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やはりMaggiの魚は明るい。魚のくせに笑ってすらいる。Maggiの動物らは、大変に楽しそうで「(命を)いただきます」と食する日本人にはやや臆するものがあるのだが、このスマイリーな態度はこっちにも波及しているのだった。

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笑うネギ。
方や、Knorr。

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大変見にくくて恐縮である。実はあまりのインパクトのなさに見逃しており、なんとか他の写真の陰に写っていたものを引っ張り出してきた次第なのだが、本当に陰が薄い。

日本の自宅に戻ってみたら、アジア圏のKnorrパッケージを取っていたので、こちらも紹介しよう。
まずは豚。とにかく漢字で「肉」と書けば「豚」を意味するほど豚がポピュラーなのである。

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どちらも2001年頃、香港(左)と台湾(右)で入手したもの。香港と台湾、同じ繁体字を使う土地だがKnorrの当て字が違う。パッケージの色味もかなり違う。
気になるのは豚の顔の角度だ。同じ絵がベースになっているはずなのだが、台湾はやや下向きで、どこかしら悲しげである。さすが『非情城市』が作られた土地だけある。
が、数年の間に台湾のパッケージが変化していた。これは今年のもの。

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豚が、小さくなっている…。仕事が減ったせいだろうか、眠っているようも見える。
さらに南下してタイを見てみよう。

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豚の絵は小さいが、キラキラマークを身につけて、輝いている。これだけありがた感があればこちらも「いただきます」という気持ちにはなる。

そういえば、香港では金華ハム(フレーバーの鶏)スープというのもあるのだった。

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左は2005年のもの、右は昨年末スーパーで見たもの。ごっついハム感が、消えた…。

書いていくうちに色々気になってきた。

・アジア圏のMaggiはどんなパッケージだっただろうか?
・なぜknorrのキャラクターはヨーロッパとアジアで違いがあるのか?中近東やアメリカではどうなのだろうか?
・基本のキャラクターは誰が書いているのか?
・なぜ、キャラクターがどんどん小さくなっているのか?
・そういえば日本のパッケージってどんなだっただろうか。

さて、スーパーに行ってこよう。
by dezagen | 2008-10-12 03:53