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カテゴリ:プロダクト・パッケージ( 196 )
アメリカのスーパーマーケット その3 動物
ライター渡部のほうです。

スーパーマーケットでは当然、動物の絵に注目。

動物ビスケットの歴史 http://blog.excite.co.jp/dezagen/25007608/ の時に書いたんで、改めて説明することもないけど、動物ビスケットの変遷を見て行くと、人間がいかに動物を見ているか、が追えて面白い。

が。
これじゃ分からない。
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アイシング掛け過ぎ。

最近流行の農場系
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とは思えないようなどぎつい色合い。
ナチュラル感を出したいのか、面白さを出したいのか、どっちなんだかはっきりしてくれ。

イースター(3月25日から3月28日)が近いので、ウサギ物、卵形、ひよこ形がやたらとあった。
イースターを祝わない日本人にはさっぱりな感覚だ。
ハロウィーンのように日本に進出してこないことを祈る。これ以上「祝いもの」が増えると面倒臭いから。

これは多分politically correctな動物と人間の関係。牛乳のパッケージ。
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牧場における、人間と牛のふれ合い。
まあ、ふれ合い牧場でやってくれればいいです。
実際の牛見たらでかくて近寄りがたい。と、思う。

毎度おなじみ、マギーVSクノール、スープストック動物対決

マギー
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鶏の種類がちと違うのは、米国で出してるものと、南米で出してるものなど海外からやって来るものと混在しているからか。

マギーの鶏、怖!
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対してクノール。地味だよなあ。
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欧米で豚のスープストックは比較的珍しい。

と、思ったけど、さすがアメリカ、多民族国家。豚も結構いる。
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GOYAはアメリカのヒスパニック系ブランド。
チキン、ビーフもむろんいた
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豚(というかハム味)に比べると、割とおとなしめだ。
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by dezagen | 2016-03-23 05:04 | プロダクト・パッケージ
アメリカのスーパーマーケット その2 顔、人の絵
ライター渡部のほうです。

アメリカのスーパーマーケットで見たもの、その2。
顔や人間の絵に注目してみる。

若くて元気な坊や達
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日本で言うところのビスコの坊や。
今のアメリカじゃどこ探してもいないんじゃないだろうかと思うのだが、理想像としてアイコン化している。
いないんだろうけど。いや、いるのかもしれないな。アメリカ広いし。

アジア系の自分としては、こういう白人金髪の理想像を毎日見せつけられるとイラっとすることもあるんだが、アイコンはアイコンとして残っていて欲しいものでもある。グリーンジャイアントとかミスターピーナッツみたいな意味で。

東南アジアや東欧に行くと、ハッピーファミリー(若くてハンサムなお父さん、美人なお母さん、娘と息子)みたいな絵が着いた商品を多く見るが、離婚もすれば再婚もする、シングルマザーもシングルファーザーもいる、私のような長期シングルもいる、ゲイのカップルもいる、養子もいる、という現代においては、既存のハッピーファミリー像はさすがにpolitically correctness(この言葉、いつも日本語訳が分からない)に反するというか、反しはしないまでも、反感は買うかも。
てなわけで、今回のアメリカ滞在中で見たパッケージの中では見なかった。

単にカッコイイなと思って撮った
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コックさん像というのも世界万国共通の「おいしさ醸しイメージ」として使われている、
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いや、使われていた、というべきか。
日本では最近見ない。昭和感。
ところで、バゲットの入ったこの袋、手前に「French Bread」と書かれているより、奥の「AMERICAN BAKERY」の字のほうが目立つ。アメリカン押し。

融氷雪剤
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とうていそんな量では溶けまい、という上の雪の精のほうが強い。

続く
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by dezagen | 2016-03-23 04:42 | プロダクト・パッケージ
アメリカのスーパーマーケット その1 陳列など
流浪のライター、渡部です。

3月中旬は8日ほどアメリカに行っていた。
途中、ミシガンでのハーマンミラー社見学を挟み、約6日ほどはNYに滞在。
(ハーマンミラーのレポートは後日アップ予定)

で、スーパーマーケットにも当然行く。
さすがNY、人種のるつぼ。ビッグアップル。えー、他何だか分かんないけど、とにかく色んな種類のものが沢山ある。しかもデカい。
ここ数年、毎年1回はアメリカに行っているけれど、何度行っても驚く。

滞在先に近かったTargetというスーパーマーケット。
1902年ミネアポリスで創業。2015年時で全米に約1800の店舗を持つ、全米第5位の小売りチェーン。
以前、マイケル・グレイヴスを起用したプライベートブランド商品を出したり、デザインに積極的なスーパーマーケットという印象だったので、行ってみたのだが、今はそうでもなかった。。

だるま市か…
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サンフランシスコに行った時も思ったのだが、衣料用洗剤tideの棚を見ると、どうしてもだるま市を思い出す。近年より丸い形状の容器になってきてますますだるま度が増している。
手前のものは丸い形状とはいえ、前面背面はフラットなので、カーリングも出来るだろう。

キャンベルスープ
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便利だが、パッケージデザイナーの気持ちをくじく陳列。

今回最大の驚き。
カート用エスカレーター
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人間のエスカレーターと一緒に着いてくるのでペット感がある。

続く。
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by dezagen | 2016-03-23 04:12 | プロダクト・パッケージ
ロンドン P&Wの事務所に行って来ました
ライター渡部のほうです。

インドネシア旅行から戻り、2日置いて、ロンドン。

10年以上、色んな国のスーパーマーケットを巡ってパッケージを見て来て、イギリスはスーパーマーケットのパッケージ言語が最も豊かな国だと思う。
簡単に言うと、スーパーマーケットでのパッケージデザイン文化が最も進んでいる、というのが私の見解。

整然とした美しさ、で言えばMarks & SpencerやWaitroseのプライベートブランドが思い浮かぶが、
バリエーションを揃え、かつ、消費者に分かりやすく、訴求力もある、という点では、現時点でテスコ tesco
がうまい。

テスコのプライベートブランドのプレミアムライン「tesco finest*」
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http://www.tesco.com/groceries/zones/default.aspx?name=tesco-finest&icid=GSR_Finest

を、発売の1998年から手がけているのが、ロンドンにベースを置くデザインコンサルタント、P&W。
こちらはP&Wのtesco finest*紹介ページ。
http://www.p-and-w.com/work/tesco-finest/
日本語 pdf http://www.p-and-w.com/wp-content/uploads/2015/09/PandW_JAPANESE_PORTFOLIO_AUG15.pdf

P&Wは2人の代表者の名前、Simon Pemberton(サイモン・ペンバートン)氏とAdrian Whiteford(エイドリアン・ホワイトフォード)氏の名字の頭文字を取ったもの。
今回、エイドリアン氏と日本人スタッフの森田亜紀子さんに会い、お話を聞いてきた。

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P&Wのオフィスにて。エイドリアン氏。

tesco finest*のシリーズは、1998年から約2年おきくらいで、リニューアルを重ねている。
90年代後半、イギリス(恐らくイギリスに限らないが)のスーパーマーケットのプライベートブランドというのは、ナショナルブランドよりも安く提供する商品が主で、そこに“より高い”プレミアムラインが登場したこと自体斬新だったが、瞬く間に、他の、世界各国のスーパーマーケットにも広がった。
現在、プライベートレーベルのカテゴリー分けとしてgood (低価格帯)、better(中間価格帯)、best(高価格帯/プレミアムライン)の3種はほぼ基本となっている。

登場時tesco finest*は、シルバーの帯といかにも豪華な雰囲気のシズル写真を組み合わせたもので、そのカテゴリーのパイオニアの運命でもあるが、他のスーパーマーケットでもプレミアムラインの商品といえば、黒地+銀か金の帯もしくは文字+豪華シズル写真、とtesco finest*同様なデザイン構成されるものが多い。
tesco finest*も2010年くらいまでは、こうしたシャープなイメージのデザインだったが、2012年以降趣向が変わり、黒地を多く、イラストレーションや手書き文字を多く使ったものに。2014年にはさらに約1500のアイテムの商品のバリエーション毎(シリアルのシリーズ、スパイスのシリーズなど)にスタイルを変え、さらに手書き文字やイラストが多くなり、素材もマットな風合いのあるものに、銀の要素は「tesco finest*」の文字部分だけ、と絞った。
現行のtesco finest*は複数のデザイン事務所がデザインを手がけているので、すべてP&Wがデザインしたものではないが、基本がしっかりしているためだろう、イラストだったり、手書きだったり、スタイルは異なっても「tesco finest*だな」と分かるものとなっている。

10年以上、黒+銀帯のイメージがあっただけに、かなり大胆な変革だと感じたが、
「パイオニアとして常に先に行かないと」とは、エイドリアン氏の弁。

他にも、日本とイギリスの違い、日本はまだプライベートブランドが定着していないこと、ヨーロッパとアメリカの違い、健康を前面に出すパッケージの限度、など様々なことをエイドリアン氏、森田さんと話したのだが、色んな要素がありすぎて書き切れず。
P&Wはまたの機会に改めて取材したいと思った。
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by dezagen | 2016-02-20 21:09 | プロダクト・パッケージ
ジョグジャカルタレポート その7 インドネシアの製品を見て
ライター渡部のほうです。
すでに東京に戻っているのだが、今のインドネシアの製品、パッケージについてまとめてみたいと思う。

いかにも「インドネシア」らしい製品、と思ったのがこちら。
ホテルに電気ポットがなく、900円くらいだから、とカルフールで買った電気ケトル。
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店頭で色は青やピンクのバリエーションがあったが、緑を買ってみた。
色の選択肢で、緑は必須のようだ。

奥においた外箱の70年代ディスコ風なキラキラな派手さも、いかにもインドネシアの人(買うのは大体女性)が好きそうだ。

製品のおおざっぱな作りも、いかにも。
スイッチはなく、水を入れて電源に差すだけ。
気をつけて見ていないと、水が蒸発して、プラスチックが熱すぎて溶けてしまいそう。
使っている間、ハラハラし通しだった。
電源コードの作りもいい加減な感じで、バリ(プラスチックの型からはみ出た部分)がありすぎ、そういうデザインなのかと思ってしまう。

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電化製品は輸入モノが多く、これは中国産インドネシア向けかと思ったら、インドネシア産だった。
やはり現地の志向を表したものになるのだろう。

で、他のものも諸々含め、おおざっぱにまとめてみると以下のような傾向が見えてきた。

・茶色と緑
 メダンに行った時に書いたが http://blog.excite.co.jp/dezagen/25277320/ 緑が非常に目につく。
もともと緑(植物、という意味で)の多い国、というより、植物だらけの国、なので、緑に親和性があるのは納得がいく。そんなに単純な話なのか、もっとリサーチが必要な気もするが、植物の成長と同じく
緑=いきいきとした感じ
茶色=成熟の色、安定感、
というイメージはあるようだ。

・男女差
男性と女性の役割がかなりはっきりと分かれている。
家庭用品ははっきりと女性のテリトリー。
今回見た日用品や食品のパッケージの傾向も、女性向け、と考えたほうがいいかもしれない。

男性は「強さ」「ステータス」が強調されているものを好んでいるようだ。
例えば、バイクは黒地に赤、鞄などは濃い目の色合いに、メタルのパーツが着いているものなど。

・光るものが好き 
メタルのパーツもそうなのだが、上のケトルの外箱がキラキラしてる感じや、実際に製品がツルツルしているもの、は、新しさの象徴として受け止められている。

・伝統的な市場や個人商店の強さ。スーパーマーケットの役割の違い
 スーパーマーケットの軒数も増え、利用客も増えている印象だが、市場や個人商店の賑わいからすると、スーパーマーケットを常に使っている層というのはそれほど多くない。
併用している人が多いためなのだろう、スーパーマーケットでは例えば大型サイズの食用油や洗剤、トイレタリー商品や、洗剤、シャンプー類などリフィルのものが多く、まとめ買いすれば得なものが多く見られる。
市場や個人商店は日々の買い物に、スーパーマーケットはまとめ買いの時に、という使い分けだろう。

市場では、実物を目で見ることが重要視されている。食品に関しては計り売りが基本なので、パッケージというような段階ではなく、単に透明な袋、である。
市場では、量産品の小袋入りも販売されているが、中身そのものが分かる状況の中で売られているものなので、調味料の小袋も、「こんなものが入っていますよ」と写真や絵で分かる、目ですぐ分かる要素が必要。
シャンプーにしても、これも「このブランド」あるいはその前段階として「シャンプーですよ」「洗剤ですよ」と、過剰なほどにアピールするものでなくてはならない。

個人商店は水から食品から衛生用品から、いわゆる何でも屋が多い。小袋商品他パッケージされた商品が売られていて、あまり大きいサイズのものはない。昔の写真を引っ張ってくると、2012年の写真だが今もあまり変わらない。
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小袋の形態の場合、アルミ蒸着フィルムを、熱圧着して袋にしたものが多く、大体似たような袋の作り。こうなると、パッケージ上で「これは何が入っているか」を明確に示す必要がある。
ヘアケア製品でも、シャンプーなのかコンディショナーなのかヘアジェルなのか。調味料はビーフ味なのか、チキン味なのか。などなど。
とはいえ、市場にしろ個人商店にしろ、店主がいるので、説明してくれる人がいる。
上に「光るものが好き」と書いたが、個人商店でも半ば屋外なので、埃が付きやすい。表面がツルツルしていれば、ほこりも着きにくい、というメリットがある。

この日常生活を踏まえて、スーパーマーケットでは、ある程度ブランドや商品名が分かった状態で、まとめ買いをしに行く。商品が並び、自分で判断して買わなければいけない状態なので、ここでもパッケージに説明が必要だが、個人商店で並んでいる商品に比べ、写真よりも文字情報が多くても構わない。
効能機能などのアピールも重要だが、今のインドネシアの状況だと「どれだけお得か」に注目している消費者のほうが多いような気はする。
この辺は、スーパーマーケットのあるエリア(ジャカルタの都市部、真ん中なのか、あるいは地方都市の郊外型なのか、などの違い)でかなり違いはある。

これ以上書いていると長すぎてなんだかワケが分からなくなりそうなので、インドネシアに関して、ざっとした印象としてこの辺で切り上げておこうと思う。
明日からロンドンパリに行く私なのだし。
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by dezagen | 2016-02-17 23:27 | プロダクト・パッケージ
ジョグジャカルタレポート その6 市場にて
ライター渡部のほうです。

インドネシア、ジョグジャカルタ。伝統的な市場のブリンハルジョ市場。混沌としていて分かりにくいのだが2階建てと3階建ての二棟からなっていて、合計4.5ヘクタール(東京ドーム1個分)、店舗数5000軒だとか。サイズに関しては、資料が少ないので、正確なところは分からない。しかも屋外にも露店が広がっているので、ますます分からない。

正面入口から入るとバティック、布類ばっかりなのだが、ずんずん進んでいくと、生活雑貨、生薬、機械類(オートバイのパーツなど)、精肉、食品、など、市民生活を支えるものとなっている。

主に食品をどのように「包む」のか、見てみた。

簡易食堂。
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食堂っつーか、おかずが並べてあるだけ、という言い方もあるけど、作り手(売り手)がいて、おかずがあって、お客が来れば、もうそこは食事処。
四角に切ったバナナの葉は、おかずを並べたり、おかずの上に置いて埃や虫を避けたり、持ち帰りの時に包む包み紙になったりする。
包んだモノの写真を撮ってこなかったのが残念だが、しかも文章で説明しようと色々書いてみたのだが、なんとも写真がないと分かりづらい話なので、ここではやめておこう。色んな屋台や食堂を見たが、包み方はそんなに決まってない様子。四角錐っぽい形になったり、平べったい形になったり、包むモノにより多様。しかし、かなり汁っぽいものもきちっと包み込める技術がすごい。
この「お包み技術」が継承され、市販品の紙包み商品に活かされているのだと感じた。

葉っぱと言えば、この魚のカゴ(?)がすごい。
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サイズ感分からなすぎだけど魚のサイズ10センチくらい。
iPhoneより小さい魚の箱、だとお考え下さい。

ビニール袋入り総菜。
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広い市場で働く人向けに、狭い路地も通り抜けられるような小さいカート(というか家庭用ワゴンにカゴを乗っけただけだけど)でおかずを売っている。
ビニール袋に汁物が入っているが、きっちちゴム止めされ、こぼれてない。
タイでもそうだが、くるくるっと輪ゴムを止めるだけで、なんであんなにこぼれないようなビニール包みができるのか、よく不思議に思う。

あらかじめ袋に入っているもの。
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上はテンペを揚げたスナック、下の左側は日本のイカ天スナックみたいな、ウナギ天。
市場で一番よく見るのは、透明なビニールの袋に、商品や店名を印刷した紙を商品と一緒に入れる上のタイプ。あるいは、下の写真右側のようなそうした紙でビニール袋にホチキスで留めるタイプ。
下の写真左側の下のほうになってしまったが、ビニールに直接印刷されているものもある。

決まった商品が、決まったサイズで入るのが分かっている量産品は、袋に印刷されているものも多いのだが、基本計り売りが多いゆえ、対応しやすい透明ビニール+印刷された紙、の組み合わせ。

これはお菓子屋。
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プラスチックの入れ物に入っているものを計り売りする。

揚げ物や食品を透明ビニールやプラスチック容器に入れて、露天に出す、というのは、油焼けしやすいだろうし、今の日本ではなかなか見ない。ただし、透明なのは、コストの安さからだけではない。
工場製、量産されたものを販売するスーパーマーケットなどではなく、実物を見て買う市場では、その実物がどういうものであるか、目で見て確かめる、ということも重要である。

私が子供の頃は、ポテトチップスなどのスナックが透明な窓のあった袋から中身の見えないアルミ蒸着フィルムに変わった移行期で、中身が見えなくて割れていないか不安だ、と思った覚えがあるのだが、いまではすっかり普通。中身が見えなくても大丈夫、と思わせる。あるいはそう思わせられている、とも言えるけど。

パッケージデザインは、中身がどういうものであるか、を代弁する機能がなくてはならない。店の写真に映っている店主のおじさんの役目を果たさなくてはならないわけだ。
現状のインドネシアでは、市場もあれば、個人商店もスーパーマーケットもある。
スーパーマーケットも随分普及してきているが、値段の面から見ると、圧倒的に市場のほうが安い。
では、パッケージされた商品には、(モノによっては、だけど)倍以上する値段を意味や価値をいかに伝えられるのか。
ただきれいなパッケージでは訴求しない。このブランドなら、この説明なら確信して買える、と消費者を説得しなければならない。
今のインドネシアの食品、日用品はそういった状況なのだ。

その他、市場で見て気になったもの。

このハンガー、丸い輪っかはどう使うんだろう、なんか便利っぽいけど、邪魔なような気もするし。
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市場は、それぞれの商店主が朝やって来て、店を開く。シャッター式になっているところもあるが、タンス式とでも言えばいいのだろうか、
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すでに収納されていて、朝、鍵を開け、扉を開き、商品を出せば商店になる。
下の収納部分は閉めて、その上に座っている店主もいるし、全部開けて、前に椅子を置いて座っている店主もいる。ミニマル住宅みたいだ。
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by dezagen | 2016-02-16 14:31 | プロダクト・パッケージ
ジョグジャカルタレポート その4 昔ながらなモノ
ライター渡部のほうです。
(以下、アップしてから数時間後、若干補足しました。滞在先のwifi状況があまりよくなかったので、通じる場所で、少し追加)

ジョグジャカルタレポート、4発目は昔ながらなもの。
段々、量産品のインターナショナル化が急激に進んでいるので、絶滅危惧種。

卵のパッケージ。
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何かの葉を割いたものだと思われるが、藁かも。いちいち編んで包んでるのかと思うと気が遠くなりそうだが、市場で人が包むのを見ていたら、機械よりも早いんじゃないかくらいの勢いだった。
こういう天然素材を使ったパッケージはおいしそうに見えるから不思議だ。

紙包みの茶葉。
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実際は茶葉がこぼれているが、一応、茶葉をこぼさないように1枚の紙で包み上げている。
絵柄は、ティーポットなどは分かるのだが、人物だったり、風景の中の人物像だったり、数字だったり、何をアピールしているのかよく分からないところが素晴らしい。
真ん中のマルクスみたいな人は誰だ。

同じく紙包みの茶。
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他の商品でもそうなのだが、数字が3つ並んでいるのが好きらしい。
正確には「999」だが、「666」だとオーメンである。

実はなんだかよく分かっていない製品。紙包みがきっちきっち。
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こちらはお菓子。これも紙包み。
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包み方どうこうより、蜂の絵が怖い。
「delima tawon」って「ザクロスズメバチ」って翻訳されるんだけど、この字面も怖い。

シロップ。こんなにフルーツが入っているわけじゃない。
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野菜クラッカー。こんなに野菜が入っているわけじゃない(だろう、多分)。
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スポンジ。ビューティフルな奥様の絵はよく見るが、メイド風は初めて見た。
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インドネシアのメイドさんがこういう恰好なのか、あるいは奥様にこういう恰好をさせる旦那様が多いのかは謎。

チリソース。
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これは絶滅危惧種ではなく、華人のいるところには一般的なグラフィックかも。中心にものを配置し、円形に取り囲むタイプ。
横のデルモンテは、上に文字が弧を描くように書かれる欧米風。

お湯で溶かして飲む(食べる?)もの。
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こういうリボンの形は昭和だな。

調味料。コックさんの絵、最近日本で見なくて寂しい。コックさんの絵も昭和だな。
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インドネシアで私が一番昭和を感じる食品パッケージ。缶入りビスケット。
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色が変で申し訳ないが、棚一個、全部、缶入りのビスケット(類。ウエハースなどもあり)。
内容量はバラバラだが、大体500gから1kgくらい。開けるときっつきつに天辺まで入っていて驚く。
昔、ちょっと豪華なおやつ(もらいもの)と言えば、缶入りだったよなあ、とリメンバー。
絵もまた、50年くらい古くていい。6客揃ったティーセット、テーブルの上のレースと共に飾りたい。
ご贈答にどうぞ。
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by dezagen | 2016-02-14 00:14 | プロダクト・パッケージ
ジョグジャカルタレポート その3 牛
ライター渡部のほうです。

ジョグジャカルタのレポート、3発目は牛と鶏。
スーパーマーケットの商品を見始めてから、ずっと追いかけているテーマ。

今回は圧倒的に牛の差が目についた。

メダンの時 http://blog.excite.co.jp/dezagen/25277320/ にも 書いたけれど、乳牛は割と普通。
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日本でも欧米でも見かけるような、無害そうなホルスタイン(の絵)である。

が、牛肉、となると話が違う。
スープストック
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牛肉のでんぶ(田麩) 無表情。牛に笑えとは言えないが。
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コーンビーフ。超怖い。
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ちなみに鶏は世界共通風だった。
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マギーの鶏はどこ行っても表情が明るいな。
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by dezagen | 2016-02-13 23:33 | プロダクト・パッケージ
2016年ジョグジャカルタ その2 茶飲料
ライター渡部のほうです。

ジョグジャカルタレポート、その2。
ですます調は、実は苦手なので、だ・である調で書きます……いや、書くことする。

最近、新聞などでも取りあげられるようになった、海外における日本の緑茶ブーム。
欧米での展開が注目されているが、アジア圏での広がりも見逃せない。

久々のインドネシアでは、ペットボトル入り茶飲料のコーナーが拡大。
中規模のスーパーマーケットでは、ほとんど1レーンを茶飲料が占めていた。
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この両隣も茶飲料。

日本の伊藤園が「きよら」、サントリーが「MYTEA」を出している。写真には映っていないが、サントリーは他に「みらい」という緑茶飲料もある。
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「みらい」は緑茶ベースで、日本らしさを前面に出したものだった。
http://www.suntory.co.jp/news/2012/11570.html

「MYTEA」は烏龍茶ベース。
http://www.suntory.co.jp/news/2013/11793.html
日本的なイメージよりも、インターナショナルなスタイルで、真ん中のMYTEAの縦帯をくびれさせスリムなイメージを出している。

伊藤園の緑茶飲料「きよら」は緑茶の新鮮な葉を見せ、日本語以外は日本イメージは特に強くはない。
http://www.kiyora.co.id
緑茶とジャスミンをベースにしたものを2013年から発売し、他にミルクティ、抹茶ラテのフレーバーも追加されている。

欧米と異なり、すでにペットボトル入り茶飲料の競合が多いアジア圏で、日本の強みは「缶、ペットボトル化を最初に行った国」というパイオニア感が一つ。しかしこれは一般消費者には伝わりにくい。
緑茶も日本文化だけではなく、中国を中心にアジア圏全般で飲まれている。
紅茶もしかり。
その中で「抹茶フレーバー」というのは強い。インドネシアではまだまだのようだが、抹茶味の人気はじわじわ世界に広がっている。

他のブランドのものを見てみると、
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茶葉を活かし、勢いのあるものが昨今増えている。以前から流通しているNesteaなど、紅茶飲料ではあるが、コカコーラのような清涼飲料水の勢いをパッケージでも出している製品の影響が強いのかもしれない。
今後、Nesteaのような欧米系から、最近勢いを伸ばしている台湾など他のアジア諸国の茶飲料も入ってくるだろう。また、欧米経由の健康志向も無視できない。
インドネシアの人々がどのように受け止め、どれを選んでいくか、気になるところだ。

ちなみに、インドネシアの茶飲料は全部甘い。
以前はポッカの無糖烏龍茶があったが、今回は見つけられなかった。残念。
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by dezagen | 2016-02-13 23:16 | プロダクト・パッケージ
私がインドネシアにまたも行っている理由。
ライター渡部のほうです。

インドネシア、ジョグジャカルタにおります。
今回も2泊3日+機内泊2日、の強行スケジュールです。

前も書きましたが、これまでのインドネシア滞在記。

2012年 ジョグジャカルタ (ジャワ島)
http://blog.excite.co.jp/dezagen/17981562/
http://blog.excite.co.jp/dezagen/17984956/

2013年 ジャカルタ (ジャワ島)
http://blog.excite.co.jp/dezagen/19855249/
http://blog.excite.co.jp/dezagen/19844541/
http://blog.excite.co.jp/dezagen/19844000/

2016年1月 メダン(スマトラ島)
http://blog.excite.co.jp/dezagen/25277320/

約3週間ぶりですが、こんな頻度でインドネシアに行っていると、インドネシアがすごく好きな人だと思われそうです。
実はそうでもない。。
嫌いでもないですが。

1月のメダンでのリサーチがあまりうまくいかず、ぼんやりとした印象しか記録できなかった悔しさに、リベンジしに来ました。

リサーチというのは、一般的に消費者が買うもののパッケージデザインを見て、その地域の消費者の好みなどを調べる、というものです。
ほぼ2日間、フルで、スーパーマーケット4軒、大型ショッピングモール3軒、伝統的な市場を1軒(というには巨大)、を歩き回りました。

全体的な概要として、
前回、1月は、緑の色に注目しましたが、まず基本的にバティックなどに使われる茶色が生活に最も根付いた色と言えるでしょう。
洋服や家具、小物、雑貨などにもにぶめの焦げ茶〜黄土色が広く使われています。
これは日本でも同じですが、オーセンティックさを出す時も、茶色が使われるように思いました。
こちらは、お店の旗(看板?)。
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茶色は信用できる色、という認識があるようです。

その次の色として、緑、があります。
緑はもう少し今の日常生活、アクティブさ、生命感(というと大げさかな。livelyな色)、清潔感などの表現に見られます。
ただ、基調色の茶色のにぶさに合わせてか、ややにぶめな緑。少し茶色の混じったような緑、黄緑が多く見られます。

ただし、若い人のファッション、IT製品、電化製品、食品やスーパーマーケットで売っているような日用品に関しては、この限りではありません。
買い換えの激しい日用生活雑貨、バケツや保存容器、調理器具、などを見ると、かなり明度の高いプラスチックが好まれていることが伺えます。

バケツ。掃除、洗濯、ゴミ入れなどなど、多様に使われているものです。
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目がチカチカしそうな明るい色。

トイレットペーパーの外袋に黄色オレンジ系は意外でした。
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もちろん、他のどちらかというと地味な色合いのものも多くありましたが、衛生用品(や、薬)のパッケージに強い色を持って来ることに違和感がなさそうです。

そういえば、インドネシアの家用洗剤は「強い」ものが多い。
花王に取材した時、東南アジアの人々は部屋で裸足になる時に、さらっとした感覚を好む、と聞きました。
今、ホテルの部屋では裸足ですが、確かに床はとてもきれい。べとつきがありません。
ルームクリーニングを見ると、バケツとモップでせっせと床を洗っておりました。
その勢いで、バスルームの天板とか、水栓などの水垢も取って欲しいところですが、どうもその辺はおざなりになっている様子。
家庭に寄って違うんでしょうが、床第一、なのは間違いなさそうです。
なので、床にも使える洗剤はがーっとやれる強さが第一、その次に香りなどの付加価値が重視されるのでしょう。

殺虫剤。これは強力な色が好まれるのは万国共通ですが、
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意外なことに、ルームフレグランスのようなパッケージのものも。
ただ無視を殺すだけでなく、部屋に撒くスプレーとしての機能が付加されてきているようです。
これも洗剤と似た傾向なのかも。

インドネシアのパッケージ動向をきちんと見るのは3年ぶり。ジョグジャカルタは4年ぶりです。
この間に随分変化したように感じます。
地元市場も健在ですが、スーパーマーケットの数が増え、扱っている商品のバリエーションも増え、利用者も増えています(前は割と閑散としてた)。

よりタイっぽくなってきた、というのが私の見解です。
よりアメリカっぽいとか中国っぽいとかヨーロッパっぽいとかの言い方のほうが、分かりやすいのですが、それがミックスされてどんどん入ってきている感じ。これはタイで受ける印象に近い。

色にもパッケージにも関係ありませんが、
日本であまりないものとして、ビニールシート(薄手のものから、床材などに使うものまで)のお店に結構頻繁に出くわします。
薄手のものは、こういう使い方が多いのだと思います。
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外に出しているものを覆う役割。
ストールが閉まる時にしっかり覆うものだったり、急に雨が降ってきた時にも使ってました。

ジョグジャカルタレポート続きます。

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by dezagen | 2016-02-13 22:13 | プロダクト・パッケージ