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カテゴリ:プロダクト・パッケージ( 196 )
福永紙工工場見学+コンペ開催
ライター渡部のほうです。

先日、大学の渡部ゼミで福永紙工の見学に行ってきました。

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ゼミ生に抜き型を見せ、解説する山田明良社長。

福永紙工といえば「かみの工作所」。
www.kaminokousakujo.jp

福永紙工の印刷、紙加工技術とデザイナーの発想で、テラダモケイ(デザイン:寺田尚樹 www.teradamokei.jp)や空気の器(デザイン:トラフ建築設計事務所 www.kamigu.jp/category/select/cid/359)など、これまでなかった新しい紙製品を発表しています。

特に得意なのは厚紙の抜き加工。
厚紙を抜く機械で、箱の抜きが出てきた、と思いきや、なんと1mmを切る厚さの段ボールでした。
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この薄い段ボールにオフセット印刷もでき、抜き、折り、箱加工も可能です。

機械さえ導入すれば工場のできることが変わるというものでもありません。
機械を使いこなし「加減」を理解する職人さんあってこそ。
例えばかみの工作所のカード「ミーーーラ」 
www.kamigu.jp/category/select/cid/357/pid/9420 は、包帯がぐるぐると巻かれたようなミイラの形。上からそっと剥がしていくと、細い包帯のように切り込まれた紙が細い紙片とな1本でペリペリとめくれていく、楽しいカードです。
これは2枚の紙を弱粘着で合わせて、そこに抜き型を当てて作ります。下の紙は抜けないように、上の紙だけ、しかも布のようなテクスチャーのある紙を抜くようにするのは高度な技術。

「うちは別に特別な機械を入れているわけでもないんですよね」と山田社長は言います。「でもそこをアイデアと工夫で何かできないかな、と試行錯誤しているわけです」
最近は社員の紙工ディレクター(この職業名は初めて聞きました。斬新)宮田泰地さんが中心になり、紙器研究所なるものを始めたとか。1枚の紙からどんな構造ができるか、プロトタイプを作りながら研究しているそうです。

工場が単に外部から受注を受けるのではなく、内部から発信していく。こうしたことはデザイン媒体の取材では多く目にしてきたことなのですが、では一般的かというとそうでもないのですね(この件については長くなりそうなので、いずれブログで書こうと思います)。
福永紙工さんのようにアイデアを積極的に受け入れていく、実行に移す企業は本当に希少で、そして魅力的です。

さて、そんな福永紙工さんの「かみの工作所」からお知らせ。
「ペーパーカード」デザインコンペ 2015 www.kaminokousakujo.jp/compe2015
「気持ちを伝える」というテーマに即し、平面の紙を立体にできるペーパーカードのデザイン提案を募集します。
エントリー期間は6月1日〜8月31日。
グランプリ1名 商品化+ロイヤリティ。 優秀賞2名 商品化+ロイヤリティ 審査員賞 10名 

重要なのは参加費 3000円が必要、ということです。
企業主催で有料のコンペは少しハードルが高くなるかもしれません。ですが、その分、本気で商品化を目指す人が募集対象とも受け取れます。
応募者限定の工場見学(7月3日と8月3日の2日、各40名)を行うのも、工場の技術をきちんと知ってもらった上で作品を作ってもらいたいという気持ちから。

結果はもちろんですが、この工場見学でどんな質問が飛び出すのか、すごく気になります。

福永紙工さんの工場に行って思ったのは、工場内がとてもきれいだということ。印刷会社はインクも出れば、断裁した時の紙の繊維も溜まって行きやすい、非常に汚れやすい場所なので、新品のシンクのようなというわけにはいかないものの、機械もパーツからきれいに磨かれていて、大事に使われていると感じました。

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by dezagen | 2015-05-29 10:00 | プロダクト・パッケージ
ブリュッセルで見たパッケージ
ライター 渡部のほうです。
ブリュッセルにいます(明日帰ります)。

アメリカではスーパーマーケットの商品の大きさ、多さにばかり目が行ってしまいましたが、さすがにヨーロッパはアメリカほどではないので、パッケージデザインの表現に目が行きます。

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どん!きのこ。
乾物類のパッケージ。と言われないと分かりにくいですが、これくらい直球なパッケージでもいいような、というか、かっこいい。

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売り場で小さい男の子が欲しそうにしていた、スプレー洗剤。
なるほど、おもちゃのガンっぽい。
洗剤は強さが売りなので。

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マシーンエイジな感じのマスタード。菱形のロゴは質実剛健な感じがします。
マスタードに質実剛健もないだろうけど。

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台湾の調味料にもあったのですが、ボトルの曲面を活かして顔を付けると、なんとなく愛着が湧くもの。
塩ですけどね。マトリョーシカ。でもって、オランダの塩でしたけど。

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しばらく私を悩ませている、世界のマヨネーズはガラス瓶か逆さまプラスチックボトル、チューブなのか、はたまた日本のやわらかポリエチレン容器がいずれ台頭するのか、問題。
ベルギー人はマヨネーズ好きらしく、マヨネーズの種類はびっくりするほど多かったのですが、圧倒的にガラス瓶。ライト、タルタル、他スパイスなどをミックスしたマヨネーズソースになると逆さまプラスチックボトルが多いようです。

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2人の中国娘。後ろの娘が前の娘の脇の下を抱えているように見えるのは、「おいしすぎて倒れちゃう」「だめだめ、しっかり」みたいな会話がなされているのでしょうか。
(写真が分かりにくいのでHP http://www.soubry.be/foodservice/beschuiten-bloem-nodig-soubry-en-anco-bieden-u-de-juiste-oplossing/soubry-chinese-mie のリンクです)

ベルギー、ブリュッセルに本社を置くDelhaizeは、東欧やインドネシアなどで展開している大手チェーンです。
ここはプライベートブランドのグラフィックが上手。
オーガニックラインや高級ラインなどいくつか(HPによれば6種)のバリエーションを揃えていますが、一番安い「365」というシリーズが一番いいような気がします(個人的主観)。
イラストレーションが明快で、分かりやすい。
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最初見たときは、白地が多すぎてびっくりしましたが、他の365商品も一緒に見て行くと、棚にあるざわついた商品群の中で白さとイラストレーションと丸ゴシックの書体(書体なんだろう…宮後さーん!)が引き立ちます。

これはちょっとガムに見えてしまったけど。
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タンポンです。
日本の生理用品にもこれくらいのあっさり加減が欲しいところです。

ブリュッセルのスーパーマーケット商品観察。以上です。
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by dezagen | 2015-04-28 04:32 | プロダクト・パッケージ
Grippo'sのネギ子さん
ライター渡部のほうです。

シンシナティのスナックメーカー、Grippo'sのパッケージについて書きましたが。
http://blog.excite.co.jp/dezagen/24291616/
写真では細かいところがよく見えないと思うので、改めて、
(1回スーツケースに入れて、長旅を経て取り出した状態ですので、くしゃくしゃ感はお許し下さい)

sour cream & onionフレーバー、ポテトチップスのパッケージ
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このネギのキャラクターがすごく気になります。
私は勝手に「ネギ子さん」と呼んでいますが、パッケージにおけるネギ子さんの役割は何なのでしょう。
同メーカーのBBQ味やプレッツェルに登場する坊やのように(日本であれば出前一丁の出前坊や、チキンラーメンのひよこちゃんのように)強いブランドイメージを作る役割ではありません。
このフレーバーが「onion」が入っているよ、の意味でしょう。
onionだと意識しないと分からないくらいなので、なんとなくひょろひょろしたものが周りにいる、という風に見えます。
とはいえ、ずっと見ているとこのネギ子さんの浮かれ具合に、いいなあ、と味わいを感じてしまいます。
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by dezagen | 2015-03-31 02:35 | プロダクト・パッケージ
シンシナティのスナックメーカー Grippo's
ライター渡部のほうです。

シンシナティで見つけた、ローカルな商品。
Griippo's www.grippos.com というスナックメーカー。

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これぞ私が期待するアメリカのデザイン!
会社のスローガンというかmission(使命)って書いてありますけど「Fun Food Company」楽しい食品会社、ですよ。これはいい。
手書きのロゴ文字がばーんと使われて、下にキャラクターがいて、ポップさ爆発!みたいな商品です。

一番売れているのは、右下のBBQ味ポテトチップスで、近隣のお店は一棚全部BBQ味だったり。スモーキーフレーバーの味が濃さが人気の理由だそうで、HPを見るとこのBBQ味スパイスやBBQソースも売られています。でも日本人のワタクシからすると「甘い…」。なので、写真を取る(&お土産用)には小さいサイズを買いました。
とはいえ、このBBQ坊やのニコニコ顔がすごくいい。真ん中のプレッツェルにも登場しています。
Grippo'sのサイトを見ると、プレッツェルが先に発売されたそうなので(1920年代〜30年代)、ひょっとすると、プレッツェル坊やのほうが先なのかもしれません。当時のパッケージがないので分かりませんが。

キャラ立ちでは、左のポテトチップスのジャガイモ君達もいい。微妙にかわいくないところもそそります。
Grippo'sがポテトチップスの製造を始めたのは、1959年。
アメリカの製品にあるキャラクターは歴史が古いものもありますが、顔がデフォルメされて大きくなり、にこやかなポップキャラクターは50年代〜60年代に多く登場しているので、この頃からかもしれないです。

ちょっと謎なのは、真ん中上のsour cream & onionの周りにいるほっそい女の子。多分ネギ子さんなんだと思います。

右上のキャラメルポップコーンは、ポップコーンマシーンの絵が使われています。下に車輪があるので、移動式ポップコーン屋のノスタルジーなのかも。調べるまで知らなかったのですが、アメリカでは最初キャラメル味のような砂糖掛けから始まって、その後恐慌時代に塩味で値段を安くしたものが普及し、その手頃さから映画の娯楽のお供になったのだとか。
キャラメルポップコーンのセリフが強調された、ちょっと西部劇っぽい文字も素敵です。
味は、ピーナツ入りということもあってキャラメルコーンみたいでした。日本人には嬉しい味。食べ終わった後に、服のところどころにポップコーンがくっついていました。

それにしてもサイズがでっかい。
人気商品のBBQ味は28gから340gまで各種あるのですが、他は大体220gだけとか。
この豪快さもアメリカンポップとして捉えよう。

取材を申し込んだのですが、突然すぎ(シンシナティ到着してから商品を見つけて、連絡したので)、また今商品の見直しをしていて、社員総出のフル稼働なので対応できない、とお断りされてしまったのでした。残念。

電話で少しお話をしたのですが、パッケージのロゴは創立者のAngelo Grippoさんが書いたものをずっと使い続けている、絵も社内で書いたものを使っている、とのこと。今までずっと家族経営で小規模でやっているので、製造も品質管理も、パッケージも全部社内で、ということでした。

が、電話の最初に聞いた「商品の見直しをしているところ  we change our products」というのが気になります。
ひょっとするとこのパッケージが見られるのは今が最後なのかも。
貴重なアメリカの財産なので、是非継続していただきたいです。
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by dezagen | 2015-03-27 15:20 | プロダクト・パッケージ
アメリカのスーパーマーケット Kroger
ライター渡部のほうです。

昨年は全米、および世界第1位のスーパーマーケットWalmartの本拠地に行った
  http://blog.excite.co.jp/dezagen/22293459/ ので、今回は全米第2位のKroger(以下、クローガー)のお膝元、シンシナティに来ました。

(厳密には、スーパーマーケットという業態ではクローガーが全米第1位で、総合小売店でくくると第2位なんだとか。系列店などもあってややこしいので、ここではざっくり2位としておきます)

本社に一番近いクローガー。
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都心なので、比較的小さめ。とはいえ、日本のスーパーマーケット規模で言うと大きいけど。

クローガーの創立は1883年。
創立者バーナード・クローガーのスローガンは「Be particular. Never sell anything you would not want yourself.(こだわりを持て。自分が欲しくない物は売るな」。時代が違うので比較するものでもないけれど、Walmartの最初のスローガンは「The Lowest Prices Anytime, Anywhere. (いつでもどこでも、どこよりも安く」。Walmartが価格勝負だとしたら、Krogerは品質勝負というところでしょうか。

クローガーの始まったシンシナティのOver Tha Rhineというエリアは、ドイツ系移民が多く移り住んで発展した町で、バーナード・クローガー自身もドイツ系です。今はいろんな出身の人達が混じっているようですが、ホテルやお店の人の対応(真面目。適度に親切、でもそんなに干渉しない)、場所の雰囲気(ローカル色は強くない。クローガーなど大企業が並び、P&Gの本社も近い商業地域。どこの都市にも見られるような均質的な感じ)成功した再開発活動などを見ていると、ドイツの系譜を受け継ぐアメリカの合理性を感じます。あくまで私感ですが。

品質中心だからなのか、Krogerのプライベートブランド商品のデザインは地味。主張が激しいPBとはちょっと違います。
靑地の四角に、楕円形の水色+中にロゴで、控えめ。よく見ないとクローガーの、というのは分からない感じ。
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スパイスのデザインとか、いいと思うんですが、やはりクローガー色はひっそりしてます。
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色のきれいなサプリメントのパッケージ。
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なのに、残念。値段のタグのほうに目が行ってしまいます。

アメリカの一般的なスーパーマーケットの商品は、デザインをどんなに頑張ってもやっぱり値段が物を言うみたいです。
風邪薬のパッケージ(ホテルのエアコンが強すぎて鼻風邪引きました)。
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右上の赤地に黄色の文字。「ヴィックスのNYQUIL COLD & FLU LIQUICUPSの主要成分と比べて下さい。側面もご参照下さい」と。ヴィックスの商品と同じ主要成分が使われています。で、価格は半額くらい。パッケージにこういう宣伝文句を入れてしまうっていうのはすごくアメリカらしいと思います。強気というか。

行く海外の先々で、スーパーマーケットで売られる商品を見て、どんなデザインがその土地の人々に訴求するのかをずーっと観察中で、スーパーマーケット巡礼にアメリカにも来るようになりましたが、デザイン視点では、スーパーマーケットの本場(?)アメリカが一番残念な国。
デザイン頑張っても結局値段か、と。
同じ英語圏でもイギリスは毎月のように新商品が出たり、PBがリニューアルされたり、行くだけでワクワクするんですが。。
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by dezagen | 2015-03-27 14:10 | プロダクト・パッケージ
ネパールのガンダキハニー
ライター渡部のほうです。
こちらも少し前の記録。

ネパールの蜂蜜メーカー「ガンダキ・ビー・コンサーン」。
www.gandakibee.com.np
「ガンダキハニー」「エヴェレスト」というブランド名で現地で売られています。また、ヒマラヤ山脈の崖にあるヒマラヤオオミツバチの蜂の巣から取れる「Apis laboriosa wild natural honey」も扱っています。

その工場見学に行って来ました。
工場の場所は首都カトマンズ。商店がわーっと並ぶ街のビルの中(地下。オフィスは3階、ショップは1階)。
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えっ、ここなの?と一瞬ひるみましたが、ビルの中に入ると蜂蜜の香りが。

1990年に創業し、海外への展開を目指して今はオランダとのベンチャービジネスになっています。
目標はヨーロッパ市場をメインとした海外展開。
現在、年間250〜300トンの生産量、となかなかの量ですが、お隣中国などのメーカーに比べれば小さい企業です。

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プラスチックボトル。ガラスは高すぎて止めたのだそうです。旅行者には助かります。
ラベルデザインはネパール現地でやっているけれど「いいデザイナーがいない」とか。
デザインに関しては特に興味なさそうな社長(元インド軍人)でした。

工場内帽子必須。
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ネパール各地45カ所の養蜂家から集められた蜂蜜。
採取場所は「そんなに高くない山地」で、大体標高2500mくらいだそうです。感覚が違う。
せっかくその土地の個性があるのに、一緒にしてしまうのはもったいない。
と思ったら、養蜂家の規模が小さいのでそれぞれで作れない、とか。
ガンダキ・ビー・コンサーンでは濾過や殺菌に使う機会をデンマークから輸入しているとのこと。ネパールでは器械を作れるメーカーがないのだそうです。
(遠心分離器があれば養蜂家が小売りできるのでは、などとも思ったけれど、さておいて)

まだ粗製。でももう少し清潔にしたほうがいいんじゃないかなあ。なんて。
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75度で殺菌。こっちももう少しきれいにしたほうがいいんじゃないかなあ。
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漉します。漉し器はすごい清潔。よかった…。
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そういえば、蜂蜜のプロポリスとか、ビーワックスとか、ロイヤルゼリーとか副産物は?と聞いたら、小ロットなのでまだ作れないそうです。

タンクに入れて20度にキープ。全部毎日洗います。
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ボトルに入れて蓋をしてパッキング。
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って、商品が流れてないから、全然つまらない!

ネパールは電力制限、毎日の計画停電があるため、毎日電力がある間に稼働する機械がどれだけ作れるかを計算し、作っています。
この後すぐ停電しました。なので、すっかり作業が終わっていたわけです。がーん。

高地の蜂蜜という希少性もあるし、私独自の判断ですが、とてもおいしい。
こういう蜂蜜って、どんなパッケージがいいのか考えてしまいました。
現状のパッケージはラベルはすぐぺろって剥がれるわ、一度開けた蓋がなかなか閉まらないわ、閉まっても液だれするわ、結構な物です。
ですが、高級食材店やデパートなどで売っているお洒落食品パッケージにすると、「山奥からやってきたぞ」感が薄れるような気がします。
下手(というか素朴というか)なラベルデザインと安っぽいボトルで作られた現状のパッケージデザインのほうがいいのかもしれません。

大学のパッケージの授業では、既存のものよりも洗練されたデザインを作ってしまうわけですが、場合によってはやぼったさなども必要なのかも。

知人友人に聞いてみたら、「ドイツのクマ蜂蜜みたいな雪男の形のボトル」(渡部は、トーストに蜂蜜の足跡が着くボトル希望)とか「ヒマラヤ山脈の形のボトルで、マグマのように上から垂れてくる」などのアイデアが出ました。
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by dezagen | 2015-03-21 11:11 | プロダクト・パッケージ
ネパールのゴミ
ライター渡部のほうです。

ネパールネタもこれで最後にしたいと思います。
世界を飛び回るパッケージデザインハンターを泣かせる国、ネパール。
だってバラ売り、計り売りの世界には、パッケージがないんですもの。くっすん。

道に落ちているゴミがいい感じで、ゴミばっかり撮っていました。

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生理用品の袋から何から、全部道に落ちてます。
行く所に行けば、こうしたパッケージされた商品があるといえばあるのですが、どうも単体で見ると魅力がない。ちょっといいなと思うとインドの輸入品ばっかりだし。混沌とした集合体としてわーっとあるところに魅力がある商品、パッケージデザイン、というのは私の中では新ジャンルです。

ゴミが面白く見えてきたら、もう袋一個でも面白く見えてきたんですけど。
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あと、これはゴミじゃないけど、道端のセメント(?)の袋。
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ゴミが落ちてる汚い町と思われそうですが(実際汚いところは汚い)、朝起きるとみんな家の周りを掃き掃除していました。しゃっしゃってほうきの音、東京に住んでいるとなかなか聞かなくなりました。

落ちていた新聞紙に「study in Japan」の文字が見えますが、ネパールの人は日本に来て、何を学んでいくのでしょうか。建築技術とか、インフラ作りとか、色々ありそうですが、デザインを勉強しに来てくれる人はいるかなあ。
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by dezagen | 2015-01-03 18:46 | プロダクト・パッケージ
ネパール、もろもろ。
ライター渡部のほうです。

先ほどの続き。

ネパールの写真として、こういうのも上げておいたほうがいいよな、と思うので。
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こんなところに6日間くらいいました。

そもそもフライトチケットを取る時、「カトマンズ」(首都名)と「シャングリラ」(理想郷)を間違え、「え、行けるの?」と思ってたくらい、何も分からず勢いで行きましたが、(この写真はカトマンズじゃなくてポカラという町ですが)まあ、あながち理想郷として間違ってもなさそうに見えます。
ポカラの町は、世界中の登山客やリゾート客が集う、観光地。です。

こんな場所も、エキゾチックアジア気分を盛り上げてくれるのでしょう。
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Chetana Women Skill Development ProjectというNPOのお店の工房。
その場で織って、縫って鞄などの小物を作っていました。
ヤクなどの毛糸については分からなかったのですが、コットンは白い糸をインドから仕入れ、ネパールで染織し、使っているそうです。

こういう工房を見れるのは楽しいです。ですが、タイのこうしたプロジェクトもののの取材に行った時(あれもすごい山奥だったな…)にも思ったことなのですが、ただひたすら同じものを、それが売れてるのだから沢山作る、という感が否めません。
土地に伝わる手工芸を継続するのも大事なのですが、例えば糸の色を少し変えてみる、糸の質を変えてみる、そうした創意工夫ももう少し欲しいと思います。
タイのプロジェクトでは、フィンランド人デザイナーが入り、随分洗練されたものに変化させていました。
ネパールのこのプロジェクトも海外の支援や、バイヤーさんからのリクエストにも応え、様々な商品を作っているようですが、これを「観光土産」ではなく、きちんとした市場に出せるものにするところまで行ってくれるといいと思いました。

さておき。
他に気になったものなど。

歯ブラシ。
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店頭で吊って売ることが多いので、このような一個一個切り離して売る方式。
それにしても色がすごい。これ、買ってくればよかった。

この写真、ピントが思いっきりズレてて分かりにくいのですが、見て頂きたいのは、古新聞紙を使った小袋です。
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シャンプー類は1回分の小さいサシェットで売られているとか、お菓子や飴などもパックの中から一個売りとか、煙草も一本売りとか、所得の低い土地ではとにかくミニマムに売ります。
薬局ですが、薬も1錠から売る。で、パッケージはこの大体5センチ四方くらいの新聞袋なのです。

スパイス他小間物屋。
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計り売りです。やはりここにも包装された製品およびパッケージデザインはありません。
パッケージデザインハンターとしては、かなり辛い旅でした。しくしく。
かろうじて、スパイスなどの粉を入れている缶、かしら…。

アップルなセーター。
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ネパールにアップルの正規店はないのですが、このアップルマークが何かの意味を持っている、高級ブランドの意味を持っている、ということは伝わっているようです。
アップルマークだけをプリントしたスウェットを着ている若い男性も街で見かけました。
現物は知らないけれど、その記号性だけが一人歩きし、全く別の商品にもその付加価値を付けることができる、面白い商品だと思いました。
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by dezagen | 2015-01-03 16:59 | プロダクト・パッケージ
キントー×color SLOW COFFEE STYLE
ブログ久々、ライター渡部のほうです。

7月くらいの話になるので、「新商品紹介」というにはやや遅いのですが…。

取材に行った、というか、学校のゼミ授業としてテーブルウェアメーカーのキントーさんにお話を聞きに行った際、いいなあ、と思ったコーヒードリッパー、サーバーのシリーズ「SLOW COFFEE STYLE」。
www.kinto.co.jp/products/drinkware/scs/

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うっとり見ていたら、「colorってご存じですか?デザイナーの」と、キントーの広報の方に聞かれました。
「もちろん知ってます!」です。

シラスノリユキさん、シラスアキコさん、サトウトオルさんによるデザイン(や、アイデアなどを生み出す)事務所。
www.color-81.com

我が家ではcolorがデザインしたconofのシュレッダーが活躍中。長持ちしてます。
この「SLOW COFFEE STYLE」は、colorがキントーと共にコンセプトを考え、デザインを作って行ったものとのこと。

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コーヒーの粉を直接いれることのできるステンレスフィルターが付いたカラフェセットや、ペーパーフィルターとステンレスフィルターを兼用できる陶器のブリュワー(ドリッパー)、ガラスのサーバーやステンレスケトル、マグカップなどが一連のシリーズとして作られています。
形としてのデザインは全てcolorが手がけたわけではなく、キントーさんのデザインしたものとcolorのデザインがあるのですが、全体にきちんとファミリー感を生み出しているのは、このSLOW COFFEE STYLEの、正に「スタイル」の軸がぶれていないからだと思います。

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シラスノリユキさん(ちょっとご無沙汰でしたが)に話を聞いてみました。
「今回展開しているプロダクトは、コーヒー周りのアイテムとして今まで世の中になかったような新しいものというわけではありません。
ただ、ドリッパーやサーバーなどのプロダクトは“道具”と割り切って開発されているものが多く、シリーズとして全体で見た時に、いいたたずまい、のものが少ないんです。そこでスタイルを楽しむためのシリーズというコンセプトを作って行きました。
難しかったのは、どこまで普通のたたずまいにするか。機能はもちろんちゃんとしているけれど、それを表現するのではなく、コーヒーを楽しみたくなるスタイルを提案したかった。“人とコーヒー”の関係が主役になるものにする、このコンセプト作りにかなり時間を掛けました。」

colorのデザインは、例えば「和ませる」という能動的なものではなくて、馴染んでくれるのでストレスフリーなデザイン。車に例えると「(マニュアル車の)ギアがニュートラル」な感じ。SLOW COFFEE STYLEもそうした特徴がよく出ていると思いました。
欲しいけれど、今の自分の家のコーヒー道具にも愛着があり、悩ましいところです。

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by dezagen | 2014-10-14 14:12 | プロダクト・パッケージ
雑談 旅ノート の続き
ライター渡部のほうです。

先月、「雑談 旅ノート」のタイトルで http://blog.excite.co.jp/dezagen/23186509/ 旅行用のノートはどうすればいいのだろう、という疑問をそのまま書いてしまったのですが、結局ノートではないものに行き着いてしまった、という話。

結果から言うと、キングジムの「オレッタ」
http://www.kingjim.co.jp/products/file/brand/oletta/
A3を三つ折りにして入れるフォルダです。

旅行先の地図とオレッタを並べてみました。
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分かりにくいですが、地図のサイズはバラバラだということが分かって頂ければ。
これ以外に、スパイラルノート型、書籍形式、全然違う判型のパンフレットなどもあります。

右上は無料配布されていたもの。ヨーロッパなどでよく見る「in your pocket」 http://www.inyourpocket.com は、正確には地図ではなく都市ガイドですが、その地域の中心地の地図は使いやすいです。A4三つ折りより細め。オレッタにきれいに収まります。

左下、ドイツやオランダで売られているFalk http://shop.falk.de のもの。falkも色んなサイズがあったような気がしますが、これはA43つ折りでジャストサイズ。

他は残念ながら大きすぎてはみ出します。
そしてオレッタは基本的にフォルダなので、ノート機能はありません。
さて、どうするか。
はみ出すものは主要なところだけ取り出して切る(まだやってないけど)。
ノートはA4の紙をざくっと入れておく。(罫線入りのとか方眼のとか、それは選べるので、A4サイズは便利だなー)

で、解決することにしました。
とはいえ、その地方色が出るように、現地でノートを探したりもして、結局違うものになるかもしれませんが。
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by dezagen | 2014-09-08 19:05 | プロダクト・パッケージ